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2012年8月29日水曜日

残暑を乗り切るクールミュージック。

暑さがなかなか収まらなくて、毎日大変ですね。

仕事を終えて、家に帰ってシャワーを浴びて、ゴロリと寝転んだら、クールなジャズが聞きたくなります。

夏と言えば、ジャズ。と、いうことで。

現在、お店に飾ってあるレコードは、ジャズの帝王マイルス・デイビスの『kind of blue』
です。


米コロンビアのオリジナル盤。




















モード・ジャズと言われる音楽の代表的な一枚で、それまでのバップ・ジャズとは温度が違います。

僕は、そんなにジャズに詳しくないんですが、チェット・ベイカーの80年代の録音を聞いてから、彼の音楽の虜になり、ジャズ・スタンダードの原曲を遡って聞いて行きました。

なので、きっかけはチェットのラストアルバムで聴いた、「All Blues」でした。

コレまで聞いてきたジャズっぽい音楽にはない、喧噪と静寂の間のような、例え様の無い音像に、一気にこころ奪われ、何度も何度も繰り返し聞いていました。

オリジナルを聞いたのは、それからずっと後の事です。

チェットは、50年代後期から60年代中期のマイルスの音楽を、最良のものと公言しているほどのマイルス・ファンです。

彼の晩年は、その忠実な再現に費やされていたと言っても過言ではありません。

しかし、オリジナルのものと比較すると、水と油ほどの違った印象を受けます。

マイルスのものは、クールと言っても天然色のイメージ。

チェットのほうは、モノクロームな感じ。

二人の人生が、そのまま映ったかの様な仕上がりです。

とても面白いです。

機会があれば、ぜひ聞き比べて欲しいです。





夏休み明けに、店内のディスプレー等を少しだけ変えてみました。

夏から、秋へ。

少しでも、季節にあった店造りが出来ればと考えています。

皆様のご来店を、こころからお待ちしております。

























和英