2012年11月11日日曜日

秋の夜長に。

先日、お客様から、「ブログに載ってたボサノヴァのCD手に入れました!」とお声をかけていただきました。とても嬉しかったです。

自分の趣味で始めたレコード紹介コーナー。

何十年もかかって知り得た音楽を誰かに伝えたくて、パンとは関係ないけど続けています。

誰かの生活に、ちょっとした色づけができたら幸いです。


10月に飾っていた2枚のレコードはこちら。

ANTONY AND THE JOHNSONS 2nd

ボブ・マーリーの1st米盤



































アントニーのことは、全く知らなくて、下北沢のレコード店で偶然見つけて、その年の僕のベストアルバムになりました。

他の誰とも違う、まさしく天使のような歌声。オーティス・レディングやボーイ・ジョージ、マーク・ボラン、ジェフ・バックリーなど、連想させる部分はありますが、全くのオリジナル。

賛美歌のような音楽性、妖艶なルックス、取り巻く伝説のミュージシャン達。そして、そのイメージを簡単に伝達する事に成功しているジャケットデザイン。

何もかも、一つの方向を向いていて、狂いが無い。

ちなみに、ジャケット写真は、’60年代NYのアンディ・ウォーホルのファクトリーの中心的人物、キャンディ・ダーリンのものだそうです。

静かな長い夜。こんな音楽を聴きながら読書なんてどうでしょうか?
(自分は仕事が終わって1時間後には眠りについてしまっていますが。)



そして、もう一枚は、説明不要のカリスマ、ボブ・マーリーの世界デビュー盤です。

本国ジャマイカでは’60年代中頃にはロックステディのコーラスグループとして絶大な人気を博していたそうですが、新たにレゲエのリズムを手に入れ、欧米のポピュラー音楽界に殴り込みをかけたこの一枚がすべての始まりです。

2000年にオリジナルヴァージョンが発掘されましたが、イギリスとアメリカで発売された初版は、テーピスピードを早めたり、ギターのオーバーダブを施されたりした、欧米の耳寄りのロックサウンドでした。

後に、エリック・クラプトンが「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をカバーして世界中にレゲエが広まって行く訳ですが、この一枚目には、キングストンの不良少年三人の粋が目一杯つまっています。兎に角、純粋で鋭利で無邪気。こんな心を失わずに生きて行きたいもんです。

オリジナルの英盤は、タイトルにちなんでジッポのライターをかたどった変形ジャケットですが、マリワナの太巻きを渋い顔して吸ってる米盤のジャケットもイカすのでこちらを飾っていました。

陽気な南国の音楽では決してない、レベル・ミュージックとしてのレゲエを知るのには避けて通れない一枚。

寒い季節にこそぴったり合う、透き通った精神を感じてみてはいかがでしょうか?


来月は、日本のものも登場する予定ですので、違った来店の楽しみにしていただけたらと思います。























和英

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